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「しらす干し」ふぐの稚魚 毒はあるの?どのくらいの大きさまでOK?

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スーパーで販売された「しらす干し」のパックにふぐの稚魚が混入していたことがわかりました。 札幌市によりますと毒性の有無については分からず現在のところ健康被害の情報は無いということですが、健康被害のおそれがあるとして絶対に食べないよう呼びかけているそうです。
昔から、しらす干しにはいろいろ混ざっています。エビ、カニ、さらにはタツノオトシゴなどが混ざっていることもあり、チリメンモンスター(略してチリモン)などといって、子供たちの楽しみです。
通常食べても問題になることはなく、自分で取り除いてくださいというだけですが、消費者が過剰反応するのをおそれて、自主回収することもあります。
ちりめんじゃこは離乳食にしやすいので、こういう話を聞くと敏感に反応する親が多いのでしょう。

ふぐの稚魚の毒は致死量?どのくらいの大きさまでOK?

トラフグやクサフグの稚魚の毒量は1ng程度といわれています。
致死量はその、100-200万倍とされています。
どのくらいの大きさまでOKだとかいう基準はありません。
ふぐは、青酸カリの約1000倍といわれる強い毒を持つ「テトロドトキシン」を保有しています。
貝類やヒトデを食べることでテトロドトキシンが体内に蓄積していくことから、稚魚の場合は成魚に比べて毒素が蓄積している可能性が低いとされています。
しらす干しだと、大きいふぐの稚魚は見つかりやすいと思いますが、煮干しの中に入っていることもあります。
煮干しの場合は、他の魚も大きいので、大きいふぐを見逃しがちです。

ふぐの稚魚が混入しやすい季節はいる?

ふぐの稚魚が混入しやすい季節があります。それはふぐの産卵シーズンの3月から5月です。
この時期は、どんどん稚魚が生まれるので、いろいろな食材に混入する可能性があります。

参考書籍

フグはフグ毒をつくらない

魚の自然誌―光で交信する魚、狩りと体色変化、フグ毒とゾンビ伝説

ビジュアル「毒」図鑑 250種

ヤバすぎる毒の図鑑







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